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佐藤 治夫; 宮本 真哉
Proceedings of 3rd NUCEF International Symposium (NUCEF 2001), 675 Pages, 2002/00
第2次取りまとめ及び地層処分の安全評価の信頼性向上の一環として、酸化還元条件に鋭敏なSeを対象とした還元系でのベントナイト(クニゲルV1)中の見掛けの拡散係数(Da)を乾燥密度1.6Mg/m3、ケイ砂混合率、温度をパラメータに取得した。トレーサは75Seを使用し、In-diffusion法により取得した。Daは、ケイ砂混合率の増加及び温度の上昇に伴い増加した。また、低酸素条件でのSeのDaより小さい値であり、還元条件においてSeは遅延されることが分かった。さらにDaは、ベントナイト中のスメクタイト集合体部分の密度に着目したスメクタイト部分密度と良い相関が見られた。このことはSeの拡散がスメクタイト部分の特性に支配されることを示している。さらにDaの温度依存性から拡散の活性化エネルギー(Ea)を求めた。Eaは1732KJ/molの範囲であり、乾燥密度やスメクタイト部分密度に対して